
ダイちゃんはもともと、 3軒ほど隣のゴミ箱に独りでいた。
こうして育ったということは、 母猫もその辺にいたのではないかと思う。
何度かフードを置いてみたが、 まだ小さくて食べれないし、
人をみると逃げた。
放置すること1月あまり、 通りすがりの荒らし者ハクが登場して、
何度か道端で餌やりをした。
ダイちゃんはそれを見ていたのか、 ある日恐る恐る家の敷地に侵入。

みすぼらしかったダイちゃんは、 多くは期待されず、 どうせ大食いで、
でかくなるだろうと、 名前も大(ダイ)と適当につけて、 家の住人となった。

家中でたらふく食べて、 ふかふかベッドで寝て、 皆と遊んでも、
いまだサバイバルしている気分のダイちゃんは、 あまり人には慣れなかった。
おばちゃんの顔すら、 外出して戻ると忘れるのか、、
脳みそ少ない系かなと、、 疑われていた、 ダイちゃん。

でも去勢が済んだ頃から、 キャラがはっきりしてきて、 とても成長。
年上年下猫、 人間との関係、 きちんと立ち振る舞いができるようになった。
加えて、 ツンデレではない、 デレデレのスイートボーイになってきた。

おばちゃんが、 ヨッコイショと座ると、 ちびっこ軍団が集まって、
そばに寄り添うものだが、 ダイちゃんは更に、
おばちゃんを捕まえるサービスもできる、 超かわいい奴なのだ。
は~、 思春期反抗期なんて来ないで、
ずっとこんな感じの子でいてくれたらいいのにね。

ダイちゃんは、 最初インドネシア製の目薬さして治らず、
ニュージーランド製のお高い目薬さして、 お目目が、 綺麗になりました。